さとうだいすけ流!スピードハイク!

 

「結局、スピードハイクって何?」

最近の疑問「結局スピードハイクって何なの?」を知りたくて、ネットで "スピードハイク" って調べてみた。出てきた情報はとても少なかったんだけど、いくつかのベテランの方の記事や、スピードハイクにチャレンジしている方の記事があったので拝見させて貰った。海外のspeed hikingとかも調べた。英語読めないくせに。そしたらみんなだいたいは同じことを言ってはいるんだけど、そもそも「これがスピードハイクだ!」っていう定義がない為なのか、やはり決定打に欠けてフワフワするわけです。もうこれは仕方ないんだろうけど、よくよく調べているとみんなには共通点があった。まずは、自分で試行錯誤考えているということ。それから色んな山の歩き方を柔軟に取り入れ、半分スポーツ感覚で遊んでいる。僕もこのあたりについては凄く同感する。でもさすがに全部は同感できなかったり、最後までフワフワせざるを得なかったりして、結局しっくりこない。そこで僕は、しばらく色々と考えていたんです。「スピードハイクってなんなんだろう?」って。そしたら、僕自身が思うスピードハイクって意外にイメージがはっきりしている事に気付いたんです。これだけ定義がフワフワしている "スピードハイク" なのにも関わらず、考えれば考えるほどにイメージがはっきりしてくる事には自分でも驚いた。

 

でもまあ、良く考えたらそれもそのはずなんです。僕は山に登り始めて3年程しか経っていない未熟者ですが、始めた当初から勝手に "自分はスピードハイクをやっている!" と思いながら山を歩いていたんです。もう勝手にスピードハイク歴3年なんです。スピードハイクをやってるうちに僕は勝手にこうやった方が楽しい。こう考えた方がカッコ良い。これは学んどいた方が、、これは見習った方が、、、そして、スピードハイクって楽しいなー。と、勝手な解釈をしながらやってきたわけです(笑) そんで、ふと最近になって「スピードハイクってなんだ?」と、冷静になって調べたら僕のイメージしていたスピードハイクの情報がない!それどころか、そもそも情報が全然ない、、と。

今振り返ると、勝手に勘違いして作っていった僕のスピードハイクだけど、結局ジャンルってそんなもんなのかもしれないとも思ったりもするわけですよ。まあ「ジャンル」に関しては、山に限らず音楽とかでも大切な役割があると考えているんだけど、どんどん話が脱線してしまうからそれについてはまた今度書くとして、結局ジャンル(スピードハイク)って言う大枠は必要だけど、中身は人それぞれで良いと思うわけです。みんなスピードハイクっていうものを通して、自分と自然というシンプルかつ難解なものと正面から向き合って試行錯誤やっているわけですから「スピードハイカーってカッコ良いなー」と思うわけです。これだけメジャーな登山だって、人それぞれ色んなイメージや考え方があるわけですもんね。

さて。前置きが長くなりましたが、今回は "さとうだいすけ流 スピードハイク" についてまとめてみました。興味をもっていただける方はお付き合い宜しくお願い致します!

 

 

スピードハイクの定義がない理由。

まず。

なんで、

“スピードハイクとは ○ ○ です!”

という定義みたいなものがハッキリとしていないのか?これについては色々あるとは思うんだけど、そもそもの大きな理由がひとつあります。

それは、"スピードハイクをやっている人が少ない"ということ。

まあそりゃそうですよね。だってそもそもスピードハイクって何?って状況なんですもの。やってる人は少なくて当然。そのただでさえやってる人が少ないスピードハイクなのに、そのスピードハイクをやってる人の中からさらに「スピードハイクって結局は何なんだ?」って考えている人、ってなると更に少なくなる。そしてその「スピードハイクって何だ?」って考えてる人の中から、「スピードハイクにも定義が欲しい!」なんて考える人は、ほぼいないに等しいんだと思う。要するに、そもそも "スピードハイクに興味を持っている人が少ない" ので、"定義なんて必要ない" これがスピードハイクに定義がない根本的な理由だと思うわけです。

 

しかしある日。

僕は、この数少ない "スピードハイクに定義が欲しい" と思う人間になってしまったのです。

なんでかって、 "僕がスピードハイクだと思っているものが面白い" からです。みんなやったら良いのに。って思っているわけです。僕がイメージしているスピードハイクなら、やりたいって人が何処かに絶対いると思うんです。僕の周りにはそれで一緒に行くようになった人もいるので。だから簡単な定義があれば、こんな遊びだよ!って説明出来るから、僕が説明する、僕なりの定義が必要なんです。

んじゃ、どうやって定義を決めるかってことなんだけど。ここまで定義が必要だなんだ言ってたくせに矛盾してると思われるかもしれないけど、正直、山を歩くのに定義とかだいたいの大枠でいいよって思ってます。細かい話ではなくて雰囲気で良いんだろうなーと思うわけです。でもこの ”雰囲気” 、要するに ”スピードハイクの雰囲気” ってのが僕の中ではハッキリしているので、それを説明してみようと思います。

 

重要なので、もう一度言っておきます。あくまでも、僕の定義です。人それぞれの定義のうちの一つ、さとうだいすけのスピードハイクの定義です。ということで続けます。

 

スピードハイクを構成している4つのジャンル。

”山に行く(登る)” ってことを考えると、いくつかのジャンルみたいなのありますよね?

例えば、登山、沢登り、トレイルランニング、クライミングみたいなやつです。スピードハイクを楽しんでいる僕が影響を受けたジャンルは、次の4つになります。

  1.  トレイルランニング
  2.  登山
  3.  ウルトラライトハイク
  4.  (アドベンチャーレーサー)

     

    僕がカッコ良いと感じているこの4ジャンルの特徴を、僕の解釈で少し説明しておきます。

     

    1、トレイルランニング

    これは今となっては、山に全く興味ない人でも「トレイルランニング?聞いたことある!」って言うぐらいメジャーなジャンルになってきているスポーツ。トレイルランニングというだけあって、基本的に山を走るので、服装はマラソンに近く、服と一体化しているぐらい小さなリュックに、走りながら補給出来る栄養分と水だけ持つみたいな勢いで、全ての行動にほとんど無駄がなく、強靭な肉体と精神力が必要なスポーツだということはレースを見ているだけでわかる。言い方を変えれば見ているだけで疲れる(笑)

    山を走ろうと思った時点で、すでに凄い。そしてみんなかなりのプラス思考で明るい!←僕が一緒に行動させて貰ったり、出会った人達のイメージ。

     

    2、登山

    言わずと知れた多種多様な遊び方を老若男女がしている大人気の登山。歴史が長いので、全ての山遊びに対するヒントや教訓などはこのジャンルの先人たちから学ぶべきと言っても過言ではないと考えている。最近、低山などではトレイルランニング用の靴で歩く人もかなり増えているが、基本的にはガッチリした登山靴で歩き、登山の雰囲気満載の服は生地や形、ブランドの数なども非常に多く奥深いので、道具を見ているだけで楽しくなる。そしてコーヒーや食事などにもこだわれる道具が沢山あるので、キャンプ的な考え方や遊び方も取り入れることすら可能。

    他のジャンルよりも圧倒的に人口が多いのもあると思うが、登山をやる人には山好きや道具好きが本当に沢山いて、一緒に山の話をすると異常なほど楽しい。

     

    3、ウルトラライトハイク

    このジャンルの特徴とも言える軽量化された装備などについては、狂気を感じるほどにこだわっている人も多くてビックリする。道具や服、行動中の考え方などは他ジャンルと比べても圧倒的に新しい発想が多く、もちろん無駄も少ない。個人的にはバックパッカーなどがこの人たちの道具や考え方を勉強すれば、旅を豊かにするヒントが必ずあると思っている。ウルトラライトハイクの道具は山登りの最先端を走っていて、このジャンルの人たちの作り出した効率の良い道具や新しい知恵は、少し遅れて登山の店ななどにも流れてきたりもする。ナチュラルな考え方で自然を楽しむスタイルがカッコ良く、服も私服として着ても違和感がないお洒落な印象がある。

    どこの業界もそうだが、最先端をいく道具は数も少ないし高い。ただ、新しい考え方や使い方の詰まった道具は、使うのも使い方を考えるのも楽しいので、道具への愛着が半端なくわいてくる。少なくとも僕はそう。

     

    4、(アドベンチャーレーサー)

    僕がイメージするスピードハイクの "ある意味 究極系" だと思っていて、スピードハイクをかなりストイックに突き詰めていって、体力や精神力、知識やコミュニケーションなども含めた人間的総合力がエグい事になるとアドベンチャーレーサーになると考えている(笑)

    このアドベンチャーレーサーに関しては書かなくても良いかーって思っていたから、(カッコ)を付けたんだけど、もしアドベンチャーレーサーを知らない人がいたら是非知っても貰いたかったので書いた。

     

    と、まあ。大枠こんな感じの "ジャンル" に僕は影響を受けているわけです。

     

    、、そして。

    ここで一旦。

    ある意味本題の、スピードハイクと言うからには歩くスピードはどのぐらいなのか?これについて話をしてみたいと思います。

     

     

    スピードハイクで歩くときの速度とは?

    もちろん、歩く速度は ”絶対このスピード!” なんてのはないと思っています。それに、例えばマラソンで5km走ったAさんのタイムと、同じ5kmの道のりをBさんが歩いた時のタイムが同じになったって、本人がマラソンと言えばマラソンだし、歩いたと言えば歩いたんです。実際に山に登っている時、その場で足踏みしているようなペースで一見走ってる風の人を早歩きで抜かす時だってあります。この人を歩いて抜くのはなんだか凄く気まずいので、世界一謙虚な人になって抜きます。まあ結局、人それぞれのタイムで良いわけです。

     

    それを前提に、ここで一旦スピードについての考えだけ書いてみようと思います。

     

    "スピードハイク" で歩く速度には、大枠の基準があります。それは、歩くルートの "コースタイムに対してどのぐらいの時間で歩くか"(※こんなマニアックな記事を見てくれるのは山を歩いてる人だと思うので、コースタイムの説明は省きます) という事。例えばコースタイムが1時間のところは30分から40分で歩く。3時間のところは1時間半から2時間とかで歩く。だいたいな感じではあるんだけど、コースタイムの半分とか半分とちょっとみたいな感覚です。これ以上遅くなったら登山の早い人。これ以上早くなったらトレランの人。そんな感覚で考えているのです。

    では何故、このぐらいの時間が妥当な時間だと考えているか?ってことを説明してみます。

     

    まずコースタイムの半分で歩くためには、「登りは、程よい早歩きと早歩きを混ぜるぐらい(なんなら少し小走りになる時すらある)。下りは、基本早歩きと小走りを混ぜながらって感じで歩く」んです。もちろん休憩は基本しない。ラフな言い方になってるけど、この感じでフワッと行くとコースタイム半分からプラスαぐらいになるんです。

    んで、この歩き方より遅い歩き方をそのまんま言葉にすると「登りは普通に歩いてたまに早歩き、下りは基本歩きと早歩きを少し混ぜながら歩く」的な感じじゃないですか?聞きいてるだけでも既にスピード感が足りないので、これはスピードハイクって言えないんですよね。「聞き心地かい!?」ってなるかもですが、実際にこの感じで歩くと "時間もコースタイム半分というよりは、コースタイムの方に近いタイム" になるわけです。そして僕はこれを、 "登山の早い人" と解釈したわけです。

    では、この感じで逆にコースタイムの半分よりも早くなる場合の事について考えてみると「登りは早歩き以上、下りは小走り以上」ってことになりますよね?一見これはスピードハイクと言ってもいいんじゃないか?って思うかもしれないんだけど、僕は違うと感じたのです。何故ならば、この "登り早歩き" ってことについて考えて欲しいのですが、トレランの人で登りを普通に走っているの見たことありますか?そんなことが出来るのは数少ない本当に早い人達であって、ほとんどの人は早歩き以下なのです。見かけたならそれは、なかなかお目にかかれない猛者です。そりゃそうですよね。ずっと走って山を登るなんてトップランナーとか自衛隊の方だって大変なんですから。だから登りを全部早歩きはトレランと言っても間違いではないと考えているのです。そして下り小走り以上ってことは走っているわけです。

    てことを踏まえると、

    コースタイム半分あたりからは、トレランの人達のペースと解釈しているわけです。実際に半分以下で歩く人たちマジで早いです。僕はもうペースを合わせるだけで必死です、、。

     

    要するに、僕の考え方でスピードハイクの歩くペースがどうあるべきかっていうと "トレランより遅く、登山より早く" 登りと下りを含んだ"全行程のトータル的な時間で考えた時に、全部早歩きしたようなタイム" になるのがスピードハイクと考えるのが自然ということになります。そして感覚的にはスポーツに近いです。

     

     

    スピードハイクの行動原理・原則

    原理原則というと大げさに聞こえるかもしれないけど、このスピード感で進んでいくスピードハイクは、単純計算すれば通常コースタイムの2倍歩けるので、ルートによっては一泊する必要があるルートを日帰りしたり、早朝から登らないと日が暮れるルートでも、ゆっくり寝てからのんびり行けたりするわけです。しかしスピードハイクをする為には条件を満たさないといけません。まず最低限の山の知識は絶対に必要です。ルート作りも自分の体力とメンタルを知った上でやらないと、えらい山奥で日が暮れる可能性もあります。そしてスピードハイカーは欲張りなので、登山の人たちがやっている美味しいご飯とか、美味しいお菓子、引き立てドリップコーヒーだって飲みたいんです。だから道具は登山ばりに探しまくります。調べまくります。そして実際に持って行きます。しかし早く歩く必要があるので、なるべく軽いものを探します。持ち物を減らし効率よく歩くために試行錯誤して色んな人のやり方を勉強して取り入れます。雷や豪雨等の危険を察知したらある程度の安全地帯まではダッシュで移動します。服は基本ラフな感じで行きます。動きやすいことが一番の基本だけど、生地などの特徴は色々と調べて着てみた結果、基本は自分の体温の変化や自然環境に対する自分の体の特徴をもとに、歩く速度や着る服の調整をしながら進む。もちろん服の脱ぎ着はいちいち止まらないで全部歩きながらやる。そしてバリエーションや破線のルートを歩くにはスピードハイクは有利なので、どんどん行く。そうなると動物の習性や地形図の見方やコンパスの使い方も最低限は必ず必要なので覚える。

     

    もう考え方や歩き方について言い出したらキリがないけども、落ち着きのない僕にとってこの忙しないスタイルはツボ過ぎて楽しい。そしてお気づきかもしれませんが、この一個一個の考え方ははじめに書いた4つのジャンルから学んでやっていることなのです。 "全部の美味しいところだけつまんで楽しむ" みたいな。僕はスピードハイクをカッコ良く解釈していて、色んな山の人達の考えや行動をリスペクトして取り入れ、自分で組み合わせていくあたりなんて "音楽で言うとDJ" みたいなカッコ良さすらあると思っています。選ぶものや組み合わせ方は個人のセンスなのです。僕が描くスピードハイクの世界観ってこーゆー感じです。んで、もしこの時点で「結局、スピードハイクって何?」ってなるのなら、僕のオススメするスピードハイクは向いていないかもしれません(笑)

     

    設定された大枠のスピード感の中に、自分がリスペクトした楽しいものをどんどん勉強して取り入れる。いつになっても正解のないスポーツがスピードハイクです。

     

    スピードハイクのグルーヴ感は、音楽とも相性が良いし、マウンテンバイクとかスノーボードとか、山で遊べるアクティブなスポーツとの共通点も沢山あると思うし、好奇心や冒険心もしっかりとくすぐられながらも、自分をしっかりと見つめる時間になる。そんな僕のスピードハイクって、スポーツと音楽を混ぜ合わせたような、山で遊ぶ人達みんなをリスペクトする事も条件である前向きな遊びなわけです。

     

    僕はオススメします。

    自分で考えて行動するのが楽しい人に。

    あれもこれもやりたい人に。

    身体を動かすのが好きな人に。

    成長したい人に。

    人の個性を肯定出来る人に。

    こんな感じが "さとうだいすけ流スピードハイク" です。

    では。楽しい山ライフを!

     

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